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旅行が好きで飛行機をよく利用する人や出張で飛行機を利用する人の中には、ANA一般カード(JCB)を作ろうか検討している人もいることでしょう。
ANA一般カード(JCB)は大手航空会社であるANAグループが株式会社JCBと提携して発行するクレジットカードです。
最大の特徴は、航空機やショッピングの利用でカードを使うとANAマイルが貯まる点です。
貯めたANAマイルは、航空券やほかのポイント、あるいは商品に交換できます。
本記事ではANA一般カード(JCB)の特徴やメリット・デメリット、作り方を詳しく解説します。
ANA一般カード(JCB)を作ろうか考えている人はぜひ参考にしてください。
ANA一般カード(JCB)の概要
まずはカードの概要と手数料について確認しましょう。
カードの概要
申し込み条件 | 18歳以上(学生不可)で 本人または配偶者に安定継続収入のある人 |
年会費 | 2,200円(税込)※初年度無料 |
家族カード | あり(年会費1,100円(税込)、初年度無料) |
基本還元率 | 0.5% |
ポイント | Oki Dokiポイント、ANAマイル |
国際ブランド※ | JCB |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 最高1,000万円自動付帯 国内旅行傷害保険 最高1,000万円自動付帯 |
ETC | あり(年会費無料) |
※一般カードには、Visa、Mastercard、AMERICAN EXPRESSもあります。
ANA一般カード(JCB)の特徴
ANA一般カード(JCB)は、国内大手航空会社である全日本空輸株式会社(ANA)のグループが株式会社JCBと提携して発行するクレジットカードです。
ANAは国内線及び国際線を取り扱う日本を代表する航空会社で、航空事業のほかにも多くの関連事業を手がけ、クレジットカードを中心とするカード事業や空港内外で旅行関連サービスや不動産事業などを手がける企業グループです。
世界最大の国際航空連合「スターアライアンス(STAR ALLIANCE)」のメンバーの1社でもあります。
ANA一般カード(JCB)の主な特徴は、利用すると「Oki Dokiポイント」及び「ANAマイル」が貯められる点で、基本の還元率は0.5%となります。
航空機の利用や対象となる店舗・ネットショッピングで利用すると、ポイントアップする特典があります。
年会費は通常2,200円(税込)で、初年度は無料です。
また、家族会員(年会費1,100円、初年度無料)やETCカード(年会費無料)も発行できます。
普通カードですが、国内及び海外での傷害死亡や後遺障害については最大1,000万円まで付帯される点も特徴です。
ANA一般カード(JCB)のメリット
ここからはANA一般カード(JCB)のメリットについて説明します。
ANA一般カード(JCB)のメリットには、飛行機に乗るとボーナスマイルがもらえる点やANA特約店での利用で獲得マイルが2倍になる点、ANAマイレージモール経由でのネットショッピングで還元率を高められる点などがあります。
また、一般カードには珍しい国内外の旅行に関する保険が付帯される点もメリットといえるでしょう。
飛行機に乗るとボーナスマイルがもらえる
ANA一般カード(JCB)に入会してANAの旅客機に搭乗すると条件に応じて、ボーナスマイルがもらえます。
- 入会で1,000マイル
- 継続で1,000マイル
- 搭乗ボーナスマイル10%
JCBだけの入会特典がある
ANA一般カード(JCB)は、JCBだけのオリジナル入会特典があります。
入会特典を受けるためには、「お知らせメール配信設定」、「キャンペーン参加登録」、「会員専用Webサービスログイン」の3つの条件を達成していることが条件となります。
条件を達成している場合、次の通り利用額に応じてポイントがプレゼントされます。
利用金額 | キャンペーン特典 | 通常獲得ポイント |
30万円以上 | 3,000マイル相当 (Oki Dokiポイント 1,000ポイント) | 10マイルコース:3,000マイル相当 5マイルコース:1,500マイル相当 |
70万円以上 | 4,500マイル相当 (Oki Dokiポイント 1,500ポイント | 10マイルコース:7,000マイル相当 5マイルコース:3,500マイル相当 |
100万円以上 | 12,000マイル相当 (Oki Dokiポイント 4,000ポイント) | 10マイルコース:10,000マイル相当 5マイルコース:5,000マイル相当 |
ショッピングでOki Dokiポイントが貯まる
ANA一般カード(JCB)はショッピングで利用すると1,000円ごとに1ポイント(1ポイント=5円相当)、0.5%の還元率でOki Dokiポイントを貯められます。
貯めたOki Dokiポイントは、ネットショッピングやコンビニエンスストアなどさまざま場面で利用可能です。
また、Oki DokiポイントはANAマイルに交換することもできます。
5マイルコースでは1ポイント1マイルでの交換ですが、10マイルコース(移行手数料6,600円(税込)の場合は、1ポイント2マイルでの交換が可能です。
ANAカードマイルプラスでマイルが貯まる
ANAカードマイルプラス特約店でANA一般カード(JCB)を利用して買い物をすると、通常のポイントに追加して、200円ごとに1ポイントのANAマイルが貯まります。
ANAカードマイルプラス特約店には、コンビニエンスストアのセブンイレブンやドラッグストアのマツモトキヨシ、カフェのスターバックスなど多彩で身近にある店舗があるため、上手く活用すると多くの場面で利用できるでしょう。
ANAマイレージモール経由の買い物でポイントアップ
ANA一般カード(JCB)はオンラインショッピングでの利用でも、ポイントアップが可能です。
オンラインモールサイトである「ANAマイレージモール」を経由して、ネットショッピングをおこなうと、獲得できるANAマイルが2倍や3倍と大幅にアップします。
よくチェックして活用すると効率的にマイルを貯められます。
国内外の旅行保険が自動付帯
ANA一般カード(JCB)は、普通カードにおいても国内外の旅行保険が自動付帯されます。
国内・海外ともに傷害保険は最高1,000万円までの補償となります。
通常、一般ステータスのクレジットカードでは旅行保険が付帯されないケースや海外旅行のみを対象とするケースが多いですが、ANA一般カード(JCB)では国内旅行も海外旅行も保険対象となるため、他のカードと比較して充実しているといえるでしょう。
ANA一般カード(JCB)のデメリット
続いてANA一般カード(JCB)のデメリットを説明します。
ANA一般カード(JCB)は還元率の低さがデメリットと考えられます。
また、利用にあたっては同じく国内航空大手のJALカードとの比較になるでしょう。
基本還元率の低さと還元率アップにコストがかかる
ANA一般カード(JCB)の基本還元率は0.5%と、高い水準ではありません。
ほかのカードでは還元率が1%のものもあり、還元率で比較するとANA一般カード(JCB)の水準は物足りないと考える人もいることでしょう。
還元率の低さは、優遇対象店やポイントアップサイトでの特典を上手く活用してカバーするとよいでしょう。
JALのマイルとは互換性がない
国内の大手航空会社はANAとJALで、それぞれカード事業やマイルの発行をしています。
ANAマイルとJALマイルに互換性はないため、マイルをためながら旅行をしたい人には、どちらの航空会社をメインにするかを選び、集中して利用する方が効率的です。
ANA一般カード(JCB)とJALカードで、それぞれのメリットとデメリットをよく比較して、自分に合ったカードはどちらかを検討する必要があります。
ANA一般カード(JCB)の作り方
ここからは、ANA一般カード(JCB)の作り方を解説します。
カードを作る方法は、公式webサイトからの申し込みが可能です。
公式webサイトでの申し込み
ANAの公式webサイトからの申し込みボタンを押すと、株式会社JCBの申し込み画面に遷移します。
ANA一般カード(JCB)の発行は、株式会社JCBがおこなうため、申し込みはJCBの公式Webサイトからおこないます。
申し込みボタンをおすと、画面で規約や個人情報の取り扱いについての説明が表示されるため、確認をおこない内容に同意の上で、必要事項の入力に進みます。
申し込みには、申し込み者の氏名や生年月日、家族の状況、勤務先の情報などが必要となります。
間違いのないよう入力して、送信しましょう。
カード会社での審査
ANA一般カード(JCB)に限らず、クレジットカードを発行する際には、カード会社が申し込み者の審査をおこないます。
クレジットカードは買い物代金をカード会社が立て替えることで、使用者の後払いを可能とするサービスです。
使用者が代金を支払えないと、立て替えをしたカード会社が損失を被るため、カード会社は申し込み者の支払い能力を審査します。
審査にあたり、申し込み者本人に確認の電話や、申し込み者の職場に在籍確認の電話がある場合があります。
電話に出ないと手続きが進まなくなるため、カード会社からの電話には、必ず応対するようにしましょう。
本人確認書類の提出とカードの到着
ANA一般カード(JCB)の申し込みにおいては、本人確認書類の提出方法をいくつかの方法から選択できます。
一つの方法は、支払いする金融機関口座をオンラインで設定する方法です。
対象となる金融機関に口座を保有している場合は、Web上で口座情報を登録すれば本人確認手続きが完了でき、書類の提出が不要となります。
続いての方法は、入会申し込み情報の入力時に運転免許証の番号を登録しておき、カード受取時に運転免許証を提示して、確認をおこなう方法です。
さらに、入会申し込み時に本人確認書類の画像をアップロードする方法もあります。
この場合は、後日カード受け取り後、口座振替依頼書で支払い口座を設定します。
提出できる本人確認書類は、運転免許証または運転経歴証明書、住民票になります。
最後に郵送で本人確認書類を提出する方法も紹介します。
入会申し込み後に本人確認書類を郵送しますが、利用できる書類は次の通りで、2点コピーを提出します。
【本人確認書類】
(Aの書類)
- 運転免許証(運転経歴証明書)
(Bの書類)
- マイナンバーカード
- 住民票の写し
- 各種健康保険証
- 在留カード
(Cの書類)
- 公共料金の領収証書
- 国税等の領収証書
- 国税等の納税証明書
- 社会保険料の領収証書
本人確認書類の組み合わせは、Aの書類1点とBまたはCの書類1点、あるいはBの書類1点と別のBの書類1点もしくはCの書類1点です。
通常は、JCB公式サイトでの申し込みから2~3週間程度でカードが到着します。
まとめ
ANA一般カード(JCB)は国内大手航空企業グループであるANAグループが発行するクレジットカードです。
主な特徴は、利用するとOki Dokiポイント及びANAマイルが貯まる点で、貯めたポイントはANAマイルに交換でき、ANAマイルは航空券や、他のポイントあるいは商品に交換できます。
毎年飛行機に乗るとボーナスマイルがもらえる点や、ANA特約店での利用ではマイルが2倍貯まる点、一般カードですが国内外の旅行に関する保険が自動付帯される点などがANA一般カード(JCB)のメリットです。
本記事ではANA一般カード(JCB)の特徴やメリット・デメリット、作り方を詳しく解説しました。
ANA一般カード(JCB)の利用を検討している人は、ぜひ参考にしてください。